総本小松石 洋型墓石(特大)が完成。(基礎工事の様子 №2)
皆さま、こんにちは(‘_’) 本小松石の産地で本小松石墓石を自社工場でおつくりしております湯河原石材㈱の二見でございます。
本日は、神奈川県厚木市に建立しました総本小松石洋型墓石(特大)の基礎工事の様子を前回に引き続きお伝えしたいと思います。
石塔・墓誌・外柵の総てに『日本の銘石』本小松石をふんだんに使用した総本小松石墓石です。大変、大掛かりな工事となりましたので、一回のブログでお伝えすることができないため、数回に分けてお伝えしていきたいと思います。
いよいよコンクリートの打設作業を開始いたしました。墓地も広いため使用するコンクリートもかなりの量となりました。
弊社で使用するコンクリートの含有率は210㎏です。通常、墓石工事で使用されるものは含有率160㎏です。この50㎏の差で何が違ってくるのでしょうか?
強度です。強度が全く違います。基礎部分は、お墓全体を支える一番 重要な部分です。代々、長年にわたり建ち続ける墓石を、大きな地震から守るためには万全の対策が必要であります。
弊社では、創業以来、使用するコンクリートの含有率にも着目し、妥協せずにこだわり続けてきたことの一つであります。
そして、上から何やら ぶら下がっているオレンジ色の物体・・・
これは、『ホッパー』という器具です。この先端からコンクリートを流し出すのです。墓地内に均一にコンクリートを打設するためです。
通常、墓石工事のコンクリートの打設には一輪車を使用する場合が多いのですが、このホッパーを使用し、均一にコンクリートの打設作業をするというのも弊社のこだわりの一つなのです。
コンクリートの打設が完了いたしました。中央に見えている土の部分はカロート(納骨室)となる部分です。前回のブログでもお伝えいたしましたが、カロート(納骨室)は、土に接していることがとても大切であります。
こちららは、墓地正面の両脇の親柱の施工をしております。
墓地正面の階段石の施工をしております。前後左右にくるいがないように丁寧に、そして慎重に作業を行います。
外柵の腰石(外柵の下の部分の石)を水平器を使用しながら角度にくるいがないかを確認しながら慎重に施工していきます。
腰石(外柵の下の部分の石)にアンカーボルトを打ち込み、耐震金具をしっかりと取り付けます。基礎工事は、ベタ基礎工法による耐震設計でおつくりし、さらに外柵の土台となる部分にも耐震金具でしっかりと地震対策を施します。
カロート(納骨室)の施工も完了し、土の埋め戻し作業を行っております。カロート(納骨室)にも本小松石の青目材(特級品)の中から選び抜かれた大トロ部分を使用しております。
アンカーボルトを打ち込み、耐震用金具でしっかりと耐震施工をした腰石に、より強度を増すために更に、特殊な『鎹(かすがい)金具』を取り付けるために、電動カッターにより腰石の上部に切り込みを入れる作業をしているところです。
外柵の2段目の石(コーピン)も、角度にくるいがないよう水平器を使用しながら丁寧に、慎重に施工し、腰石同様にアンカーボルトを使用して耐震用金具を施工いたします。大地震でも耐えられるよう頑丈な設計で施工いたします。
各段階で、各部を念入りに確認しながら作業を進めます。
完成の様子は下記をポチっとクリックしてください。
https://yugawarasekizai.com/sekou_001/5005/
本小松石の全てがわかる12分間の本小松石の動画は下記をポチっとクリックしてください。
次回のブログでは、張り石工事、洗い出し仕上げの様子について詳しくお伝えいたします。
体調を崩されている方も多いようです。風邪などひかぬよう、くれぐれもお身体ご自愛下さいませ。今日も一日、皆さまにとって 素敵な一日でありますように。
湯河原石材㈱ 二見
※撮影前日に雨が降っていたので、乾いていない部分がシミのように見えてしまう箇所があります。