建立例:3083 1尺3寸 上下蓮華付高級型和型墓石(栃木県鹿沼市)
本小松石 上下蓮華付 高級型 和型墓石 1尺3寸角 (栃木県鹿沼市)
1尺3寸角 特大サイズの本小松石 和型墓石です(高級型 上下蓮華付)
大きな原石が、なかなか採掘されない本小松石の中では大変希少です。
上下に蓮華加工を施しました。
お施主様が曹洞宗なので、竿石の正面に円相を刻み最高品質の金箔を施しました。
花立・水鉢は一体型、香炉は弊社オリジナルの「宮前型香炉」を製作し、上台に家紋を彫刻いたしました。
希少な特大サイズの本小松石を1尺3寸角の大きさに加工した本小松石墓石です。
本小松石の青目材の中でも、特に石質が硬い大トロだけを使用しています。
流れるような縞目の美しさは もちろんのこと、艶のりが良く緑がかった淡い灰色が自然と調和しています。
<お墓の豆知識1.蓮華加工について>
「蓮華」は蓮の花をかたどったものです。
極楽浄土で一番高貴なお花と言われています。
硬い石を、曲線に加工する技術は長年の経験と熟練の技術を持つ職人だけが成せる技です。
<お墓の豆知識2.円相について>
お墓の正面に刻む文字は、宗派によって違います。
こちらのお施主様は「曹洞宗(禅宗)」です。
「禅宗」のおうちの方がお墓を建てられる時には
「〇(円相)」 の後に、「〇〇家先祖代々」と刻むのが正しい彫刻の仕方です。
墓相学上は、上記のような刻み方が正しいとされています。
では、「円相」にはどのような意味が込められているのでしょうか?
円相を刻む場所、つまり墓石(石塔)の竿石正面の最上部は、一番大切な部位です。
ここに家紋を彫刻する方がいますが、それは間違いだと言われています。
この一番大切な部位に彫刻するのは、ご本尊様をお迎えする円相を彫刻します。
<お墓の豆知識3.家紋について>
日本特有の「家紋」。こちらのお施主様の家紋は「丸に三ツ星に一の字」です。
ご先祖か様から、代々伝えられてきた家を表す紋章です。
同じ苗字でも、同じ家紋の家もあれば、全く違う家紋の家もあります。
いろいろな説がありますが、平安時代の頃から使用されてきたと言われています。
着物や墓石に家紋を入れることが多いのですが、和型墓石の場合は
上から二番目の石、「上台」の正面や、花立て、香炉に彫刻をします。
建墓を通して、自分のルーツを知るきっかけになる方も多いことでしょう。
お墓を建てるということは、ご先祖様への感謝の想いを形にすることです。
<スジ蓮華加工>
<蓮華加工を施した本小松石墓石>