総本小松石墓石(高級型 1尺1寸角)基礎・据付工事の様子
皆さま、こんにちは(^^)
本小松石の産地工場で本小松石墓石を加工製作しております、湯河原石材㈱の二見でございます。
久々の更新となりました。皆さま、年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?
私どもは、工場は年末29日まで稼働し、弊社お墓職人もフル回転で墓石の加工作業に精を出しておりました。
私は、年末31日、また元旦からメールやフリーダイヤルに お問合せを頂戴し 年末年始もフル回転で(^^)/対応させていただきました。
やはり、ご実家への帰省やご親戚が集まった際に、お墓のお話をされる方が多いのだと感じました。
「年末年始も問合せ受付けとホームページにのっていますが、よろしいのでしょうか?」と遠慮されながらお電話を頂くのですが、「365日対応しておりますのでご安心下さいませ(^^)/」と申し上げると、皆さまほっとされて ご心配なことやお分かりにならないことなどをご相談いただきます。
また、工場見学につきましては、年末は30日に一組様、年始は4日・5日・6日・7日・8日に連続で、それぞれ2組様ずつ工場見学にお越しいただきました。
(2組様限定 / 日)
社長は、お正月三が日だけお休みを頂き、4日からは見学にお越し下さいました お客様の応対をさせて頂いておりました。
遠方より、わざわざホテルを予約して、泊まりでお越しくださいました御夫婦も2組いらっしゃいました。
弊社工場見学へは、遠路お越しくださる方がとても多いのです。
本当にありがたいことでございます。感謝の気持ちでいっぱいです(^^)/
「お墓を建てる」ことは、ほとんどの方が「初めて」のことであります。
ですから、「わからないこと」や「心配なこと」があって当然です。
その一つひとつを解決して、お客様が 心から「納得」できる建墓をしなければなりません。
お見送りの際に、「遠くから、来てみて良かったよ!安心して頼めるよ!」とおっしゃってくださった時は 私はとても安堵いたします。
そして、お越しいただく方の多くが「社長になら、安心して任せられますよ!」とおっしゃってくださいます。
やはり、「職人気質でガンコ」「実直」である社長の人柄に、皆さま安心されるのだと感じています。
そんな社長は、お客様に褒められるたびに「ありがとうございます・・・」と嬉しそうに、頭をポリポリかきながら、照れ笑いしています(笑)
さて、前置きが長くなりましたが、本日は 昨年 青森県弘前市に完成いたしました、総本小松石墓石(高級型 1尺1寸角)の基礎工事及び据付工事の様子をお伝えいたします。
総本小松石墓石(高級型 1尺1寸角)
墓相学にのっとったお墓を建立されたいというお施主様のご希望により、竿石の上部には、梵字(真言宗)を彫刻し、最高品質の金箔を施しました。
真鶴原産の本小松石を総てに使用した『総本小松石 1尺1寸角 高級型墓石』です。
竿石の上部は香箱加工、上台は切出亀腹加工、中台は水垂加工を施しました。
芝台は一枚物を使用しています。
香炉は、弊社オリジナルの特製『宮前型笠付香炉』をおつくりしました。
上部左右に亀腹加工を施した墓誌を外柵にはめ込み、本小松石でおつくりした塔婆立を後方に設置しました。
本小松石の青目材の中から選び抜かれた、青目材大トロの艶(ツヤ)、縞(シマ)目は、周囲から目を惹くどの美しさであり、重厚感・存在感のある大変立派な1尺1寸角の総本小松石 高級型墓石が完成しました。
それでは、工事の様子をお伝えいたします。
既に建立されていた古墓石の撤去のため、魂抜きをしております。
お施主様と共に 社長も手をあわせ工事に入ることを仏様に報告いたします。
古墓石の石塔の撤去を開始いたしました。
古い塔婆立てをグラインダーにより切断し取り外しているとこどです。
納骨室(カロート)の枠板をの設置が完了しました。
以前のブログでも何度もお伝えしておりますが、カロートの床面は土に接していることがとても大切です。
コンクリートなどをカロートの床面に敷き詰めることは、墓相学上、「断絶の相」と呼ばれ、非常に良くないとされています。
また、床面が土に接している施工をすることで、将来的に骨壺が納めきれなくなった場合に、ご遺骨を骨壺から出して、納骨袋に納め土に還すことができるのです。
カロートの周囲に鉄筋(メッシュ)を施工します。
基礎部分に生コンクリートを打設します。この基礎工事に使用する生コンの材質もとても重要であります。
弊社では、コンクリート含有率210kgの生コンを使用します。(通常は160kgを使用)
コンクリートの含有率にこだわるのには理由があります。
強度に大きな差が出るのです。
見えない部分ではありますが、お墓は長年にわたり 建立し続けるものだからこそ
生コンの含有率にもこだわりしっかりとした丈夫なつくりで建てなければなりません。
生コンの打設が完了しました。
基礎部分は人間の身体に例えると、足腰にあたります。
重たい墓石を、何代にもわたり長年支え続けなければなりません。
墓石工事の中で、一番 重要な工程であります。
大きな地震にも耐えられるよう、鉄筋入りのベタ基礎工法にて、丈夫な基礎工事をしなければなりません。
外柵の据付工事を開始しました。
正面の階段石の据付工事をしております。
階段石の据付けが完了し、高さ及び傾きの微調整をしております。
階段石に石材用カッターを使用して、耐震用のかすがいを埋め込むための切込み作業中です。
カロート(納骨室)も、こだわり本小松石の青目材大トロを使用しておつくりしています。階段石及びコーピンの施工が完了し、土の埋め戻し作業も完了いたしました。
カロートの正面石にもこだわり、般若心経を彫刻いたしました。
「いつまでも安らかに・・・ 」
大切なご先祖様へのお施主様の想いが刻まれています。
写真では見ずらいのですが、きれいにしっかりと彫刻されています。
本小松石 塔婆立て(八幡型)の施工が完成しました。
本小松石、一枚物の芝台を設置しています。
寒冷地であることと、耐震性にこだわり、芝台は一枚物を使用いたしました。
中台の設置が完了しました。四隅に見える緑色のものは「免震ゲル」でございます。
震度7にも対応する免震工法で墓石をしっかり守ります。
上台の設置を行っています。
芝台・中台・上台・竿石の全ての各接地面には、免震ゲル(墓石免震工法)を設置し、万全の地震対策で施工します。
上台の設置が完了しました。
竿石もカートクレーンを使用して慎重に設置していきます。
総本小松石(高級型 1尺1寸角)が完成が完成いたしました。
次回ブログでは、都立青山霊園に完成しております総本小松石墓石(青目材大トロ使用)の弊社工場での加工作業の様子をお伝えいたします。
銀杏面加工を施した 本小松石墓石でございます。
インフルエンザが大流行しているようでございます。手洗い・うがいをしっかりすることでかなり予防できるようです!お部屋の湿度を保つこと、睡眠・栄養をしっかりとることなど、できる限りの予防をされてくれぐれもお気をつけ下さいませ。
今日も一日、元気でお過ごしください(^^)/
本小松石専門 湯河原石材㈱ 二見