『都立青山霊園』建立の『本小松石 墓石』の基礎工事・据付工事の様子№2
皆さま、こんにちは(^-^;
日本の銘石『本小松石』の産地で、『本小松石墓石』を自社工場で製作しております。湯河原石材㈱の二見でございます。
本日は、前回に引き続き 東京都立『青山霊園』に建立いたしました
『総本小松石墓石』の現地での据付工事をお伝えいたします。
お施主様より、長年に亘り 家族が手を合わせてきた石塔を、新しい墓石の横に設置したいというご希望がありました。
『古墓石』を『新墓石』の横に設置する場合は、ただ横に置けば良いというわけではありません。
新墓石の正面に向かって、左側に竿石を設置するのが正しい設置方法です。
また墓地の上に、解体した墓石をそのまま置くということはいたしません。
さらに、その土台となる部分に使用する石は、古い墓石の上台部分を使用することが一番望ましいと言えます。
また、墓地の表面(地上)から一寸出る状態が一番良いのです。
設置する場所のスペースに合わせて、また地上に一寸出る状態を採寸をして、弊社工場で切削後、設置いたしました。
お墓を建て替える場合、 長年に亘り 代々、家族が手を合わせてきた『古墓石』は、本来は『遺すべき』ものであると言わています。
しかし、昨今では 墓地事情により、スペース的な問題で、墓地内に 『新墓石』と『古墓石』を設置するのが難しいケースが多いのが実情です。
特に、東京都内の墓地は、『古墓石』を遺すことが難しいケースが非常に多いのですが、ご希望通りに『古墓石』を設置し、さらに『墓誌』も墓地内に設置することができました。
外柵の腰石部分の据付工事が完了し、設置角度に狂いがないかを水平器を使用しながら、慎重に作業を進め カロート(納骨室)の施工しています。
古墓石の設置が完了し、墓地に土を埋め戻していきます。
張り石工事が完了し、目地のコーキング作業を行っております。
張り石工事が完了いたしました。
納骨室(カロート)になる部分だけは、コンクリートを打ちません。
床面全面にコンクリートを打つ工事をされる業者様も多いようです。
その方が作業としては手がかからず効率的ではあります。
しかし、弊社では納骨室(カロート)部分はしっかりと枠板で囲い打設作業にはいります。
なぜ、わざわざこのような工程をふむのか?
それには、とっても大切な理由があるからです。
納骨室(カロート)部分は必ず土に接していなければならないのです。
仏様を納める納骨室(カロート)の床面を コンクリートにしてしまうことは、墓相学的には「断絶の相」と言われ非常に良くないこととされています。
たしかに、コンクリートを敷き詰めた上では、仏様は呼吸もできませんね。
骨壺の数が収納数を超えた場合は、土に還すこととなりますが、カロートの床面をコンクリートで施工してしまうと、将来的にご遺骨を土に還すことができません。
※一般的なカロート(納骨室)のつくりでは、通常7~8名様分の骨壺を納めることができます。
見えなくなる部分ではありますが、お墓は代々受け継がれてゆくものだからこそ、建立するときに、将来的なことも しっかりと見据えて建立するべきであります。
外柵 羽目石の据付作業を行っております。
外柵の据付が全て完了し、芝台(墓石の一番下の石)の据付作業を行っております。
中台(下から2番目の石)の設置を行います。
下から、芝台、中台、上台、竿石の全ての接地面は、『免震工法』により施工いたします。
上台(上から2番目の石)を『免震工法』により施工いたします。
※『免震工法』は、地震の揺れを『逃がす』ことで、大切なご先祖様が眠るお墓を 大地震からお守りいたします。
最新技術を駆使した、『震度7の地震にも対応』できる『㈱安震』の免震工法を採用しております。弊社は、㈱安震で、特殊技術を習得した正規代理店です。
竿石(墓石の一番上の石)の施工をおこなっております。
ご先祖様が、『神道』でしたので、竿石(一番上の石)の上部は、『角兜巾(かくときん)型』でおつくりします。
竿石の上部の四面を斜めに切削し、横から見て、三角形になるような形に加工いたします。
一般的には、『トキン加工』と呼ばれています。
『神道墓』と呼ばれる墓石の形としては、仏教墓に似たものと
『角兜巾(かくときん)型(竿石の上部 四面を斜めに切削し、横から見て 三角形になるような形に加工したもの)』の2種類があります。
『角兜巾(かくときん)型は、熱田神宮の神体である、三種の神器の一つで天皇の持つ武力の象徴とされる天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を表しているという説があります。
一般的に『神道墓』の場合は、香炉は置かず、お供え物を置く「八足台」を置く場合が多いのですが、『古墓石』『新墓石』ともに、ご希望により前面に香炉を設置いたしました。
各宗派にのっとった墓石を建立する場合は、『墓石の形』や『付属品』、『字の彫り方』に違いがありますが、一番大切なことは 『お施主様がご先祖様を想い お施主様のご希望が叶った墓石を建立すること』であります。
真鶴原産の本小松石の中でも、特に石質が硬く経年劣化(色変わり)が緩やかな『大トロ』部分を総てに使用した『総本小松石 墓石』が東京都立『青山霊園』に完成いたしました。
流れるような縞(シマ)模様と、艶(ツヤ)のりの良さが、本小松石の最高峰
『大トロ』の証であります。
お施主様御夫妻にも、大変お喜びいただくことができました。
全国各地に、数多くある石材店の中から弊社をお選びいただきましたことに 心より感謝申し上げます。
お盆前まで、工場での加工作業及び現地での基礎・据付工事のため、お墓職人たちは猛暑の中、休日返上で フル回転で作業に精を出しておりました。
熱海市の寺院に、『1.5尺玉 五輪塔』、箱根町の寺院では、外柵のリフォーム工事等々各地での墓石工事が、お盆前までに完成しております。
ブログで、全てをお伝えできず、申し訳ありません(‘;’)
工場では、青森県弘前市に建立いたします『本小松石墓石』の加工作業を進めております。
同時に、千葉県市原市に建立いたします『本小松石墓石』の加工も順調に進んでおります。
どちらのお施主様も、弊社ホームページをご覧いただき、本小松石墓石の加工製作、及び建立をご依頼いただきました。
弊社では、日本全国各地に、『本小松石のお墓』を施工しております。
熟練の職人が、自社の工場で 一つひとつ心を込めて完全オーダーメイドでお客様だけの本小松石墓石をおつくりいたします。
また、『産地の直売価格』でご提供しておりますので、他社様でお見積りを頂き、本小松石のお墓の建立をあきらめていた方も、安心してご相談いただければと思います。
『本小松石でお墓を建てたい』というお客様は、まずは お気軽にお問合せ下さいませ。
お電話・メールでのお問合せにつきましては、365日対応しております。
今日も一日、お元気でお過ごしくださいませ。
湯河原石材㈱ 二見
なぜ、『本小松石のお墓』が『産地価格』で建てられるのか?
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《 都立 霊園別施工例 》
弊社は、北は青森県の『弘前霊園』、南は福岡県北九州市の『関門霊園』に至るまで、日本全国の15ヶ所の霊園 に『本小松石のお墓』を建立しております。
『都立霊園』以外の施工事例は、『霊園別施工事例』のページを覧くださいませ。