『都立青山霊園』建立の『本小松石 墓石』の加工作業の様子 №2 竿石(トキン加工)
皆さま、こんにちは(^-^;
本小松石の産地の自社工場で、『本小松石墓石』を完全オーダーメイドでおつくりしております湯河原石材㈱の二見でございます。
本日は、前回に引き続き、第2弾として 東京都立『青山霊園』に建立いたします、『本小松石和型墓石』の加工作業の様子をお伝えいたします。
弊社ホームページをご覧いただき、ご依頼をいただきました。
ご多忙の中、御夫婦でわざわざ弊社工場までお越しいただき 、私どもをお選びいただき、お任せいただき ましたこと、大変ありがたく思います。
お施主様よりご依頼いただきました『本小松石墓石』の加工作業を、スタッフ一同
誠心誠意を込めて行っております。
こちらのお施主様の墓石(石塔)は、神道(しんとう)墓でございます。
竿石(一番上の石)の上部は、『角兜巾(かくときん)型』でおつくりします。
竿石の上部の4面を斜めに切削し、横から見て、三角形になるような形に加工いたします。
一般的には、『トキン加工』と呼ばれています。
※『トキン加工』については、後述いたします。
本小松石の原石を切削加工した、『竿石(一番上の石)』に 墨付け(印のこと)を
いたしました。
切削機を使用して、墨付け(印のこと)通りに、『トキン加工』のための切削作業を開始いたします。
一面の切削作業が終了したところです。
硬い、粘り気のある本小松石の切削は、御影石などの切削に使用する歯を使用してしまうと 上手く切削することができません。
『独特の石質をもつ本小松石を切削するために適した歯』を使用することと、『熟練した職人の知識と技術』が必要です。
続いて、同様にトキン加工のための切削作業を行い、四面すべての作業が完了いたしました。
さすがです(^^)/
長年の経験を積んだ、熟練の職人だけがなせる業(わざ)です!
続いて、手動研磨機により 研磨をかけて艶(ツヤ)を出していきます。
この研磨作業も、長年の『勘(かん)』と『高い技術』が必要です。
前述いたしました、『神道墓』の『トキン加工(角兜巾(かくときん)型』について、少々ご説明申し上げます。
まず、『神道墓』と呼ばれる墓石の形としては、仏教墓に似たものと
『角兜巾(かくときん)型(竿石の上部 4面を斜めに切削し、横から見て 三角形になるような形に加工したもの)』の2種類があります。
『角兜巾(かくときん)型は、熱田神宮の神体である、三種の神器の一つで天皇の持つ武力の象徴とされる天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を表しているという説があります。
各宗派にのっとった墓石を建立する場合は、『墓石の形』や『付属品』、『字の彫り方』に違いがありますが、墓石を建立する際に、一番大切なことは 『お施主様がご先祖様を想い お施主様のご希望が叶った墓石を建立すること』であります。
現在、弊社工場では 青森県弘前市に建立いたします 本小松石墓石の加工作業も進めております。
こちらのお施主様と同様に、弊社ホームページをご覧いただき、ご依頼いただきましたお施主様の本小松石墓石でございます。
次回ブログでも、引き続き、加工作業の様子及び『青山霊園』現地での施工の様子をお伝えいたします。
台風5号の影響により、 8月3日に開催予定だった湯河原町花火大会は 残念ながら中止となりました。
自転車並みの速度でゆっくりと北上している台風5号は、暴風雨が長時間にわたる恐れがあるようです。
通勤、通学途中、外出中の皆さま、くれぐれも安全に留意して お過ごしくださいませ。
湯河原石材㈱ 二見
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《 都立 霊園別施工例 》
弊社は、北は青森県の『弘前霊園』、南は福岡県北九州市の『関門霊園』に至るまで、日本全国の15ヶ所の霊園 に『本小松石のお墓』を建立しております。
『都立霊園』以外の施工事例は、『霊園別施工事例』のページを覧くださいませ。