建立例:3063 本小松石 スジ蓮華付墓石 ・ 宝篋印塔(東京都 三光院)
石塔(墓石 尺角)・宝篋印塔共に筋(スジ)蓮華加工を施した総本小松石墓石です。
墓石・宝篋印塔・外柵・角墓前灯篭・墓誌・カロートの総てに真鶴原産の本小松石(青目材・特級品)の中の、さらに選び抜かれた大トロ部分をふんだんに使用した総本小松石墓石です。
蓮華の花びら一枚一枚には、花びらの先端に向かって筋(スジ)加工を施しました。
硬い石に、このように筋(スジ)蓮華加工を施すには、大変、高度な技術を必要とします。熟練した職人だけが為せる業です。
蓮華は極楽浄土で一番高貴なお花といわれ、お施主様のご先祖様へのご供養の想いが込められています。
シャープで躍動感あふれる見事な筋(スジ)蓮華加工の仕上がりとなりました。
本小松石(青目材 特級品)の中でも最高品質の大トロの緑がかった灰色の色調に、筋(スジ)蓮華加工を施した大変見事なつくりとなりました。
こちらも、本小松石(青目材・特級品)の中の、さらに選び抜かれた大トロ部分を使用した宝篋印塔です。墓石と同様に筋(スジ)蓮華加工を施しました。
「宝篋印塔」とは五輪塔」と共に鎌倉時代から功徳ある石塔として造られるようになり、現在も供養塔として旧家や名家、寺院の歴代墓などとして建てられています。
お墓として先祖供養を行うだけでなく、子孫を災害から守り繁栄へ導くとも言われているのが「宝篋印塔」であります。
外柵の左右の親柱には、本小松石(青目材 特級品)の大トロを使用した角墓前灯籠を施工いたしました。細かい部分も大変きれいに、丁寧に加工を施しています。
こちらは、本小松石(青目材 特級品)の大トロを使用した擬宝珠(ぎぼし)です。
病苦を除き、災いを断つという力を持っているとされ、魔除けにもなるといわれているのが擬宝珠(ぎぼし)です。硬い石を、このように丸く加工することも、高い技術を要します。