本小松石墓石の産地から丁場(採石場)をレポート
皆さま、こんにちは。
真鶴原産の本小松石墓石を自社加工し日本全国の皆様へ
産地直送でお届けしております湯河原石材(株)の二見でございます。
「梅雨明けはまだ?」という声があちらこちらで聞こえてくる
今日この頃ではありますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
関東の梅雨明けは今週末頃?という予想ではありますが(^^♪
夏が待ち遠しいですね・・・
さて、今日は真鶴町の丁場(採石場)に本小松石墓石の仕入れに
行ってきましたのでご報告いたしますね(^^)/
墓石の王様と呼ばれる日本の銘石、本小松石のふるさとです。約40万年前(想像がつきませんねっ”(-“”-)”)に箱根火山の噴火により流れ出た溶岩が押し出されて急速に固まって形成された輝石安山岩(きせきあんざんがん)であります。
こちらは重機(ユンボ)で本小松石の採掘をしているところです。
採掘された「本小松石」達です。さて、皆様に質問です!この中で本小松石墓石に使用できる
原石は何割くらいあると思いますか?
「半分くらい?」とお答えいただきました方・・・ご名答です!
と言いたいところですが・・・
残念でした”(-“”-)” 実は、たったの3割だけなんですね・・・
そしてこのうちの、約1割に「大トロ」と呼ばれる本小松石が含まれています。
本当に、本当に僅かであります。ですから、産地の業者様でも入手が困難であります・・・
しかし!ご安心くださいませ。弊社にご依頼いただきましたお施主様へは
安定してお届けできますようしっかりと優先して仕入れができております!
ただ、通常は3~4ヵ月以上はお待ちいただいておりますのでご了承くださいませ”(-“”-)”
5年、10年と年月が経過するごとにその違いがでてきます。
青目材の中でも「大トロ」と呼ばれる部分は、材質が硬く、縞目が強い
そして何より「経年劣化しずらい」「色変わりしにくい」という特徴があります。
ですから、弊社のお客様はぐっと我慢してお待ちいただいているのです。
それだけ上質で希少価値も高いものであることを納得いただけているということであります。
では他の7割の本小松石はどうなるのでしょうか?
例えば、こちらの右前方にご覧いただける本小松石は港湾工事(浜出し埋め立て)に
使用されます。
傷があったり、色が悪いもの、材質が悪いものは墓石には使用できません。
少し、遠目で見ずらいですが、石の仕分けをしています。
これが、神経を使いとても大切な工程となります。
墓石として使用できると判断し、厳選された原石がこちらの工場に搬入されます。
吟味され搬入された本小松石の原石はある程度の大きさに割ります (大割りと言います)
厳選された本小松石の中でもさらに「大トロ」と呼ばれる部分だけをトラックに積み込みました。これから弊社工場へ搬入です。この本小松石の仕入れは社長の大事な業務であります。弊社の動画をご覧いただいた方はお分かりだと思いますが(まだ見てないよ!という方はぜひぜひご覧くださいね!)、「大トロ」を求めて足繁く、それはそれは頻繁に足を運びます。そして目を皿のようにして( 一一)、青目材(特級品)の中でも「大トロ」部分だけを厳選して仕入れをします。もちろん!真鶴の本小松石の丁場(採石場)の一番の目利きにも吟味してもらっています。
こうして、ようやく弊社工場に運び込まれた原石をトラックから下ろし、加工作業に入ります。
本小松石は二つとして同じ模様のものはありません。ですから色合わせは非常に難しいのです。他の石種にはない苦労です・・・これだけ厳選して吟味して運び込まれた本小松石の原石を切削し、磨き上げて色を合わせても合わない場合もあるのです。だからこそ価値のあるものなのですね。でもご安心ください!そのために同じ丁場で採掘された原石をストックしてあります。
こちらは、ワイヤー層という原石を切削する機械です。この最新鋭のワイヤー層は何がすごいかといいますと・・・1.8mの原石も切削できるのです。通常、他社様が2~3日かけて切削するものを半日で切削します。しかも、正確に!大変綺麗に切削できるのです。弊社が他社様より安価でご提供できる理由がここにもあります。
このワイヤー層もお陰様でフル回転の毎日です。遠方より、本小松石の青目材(特級品)の中でも「大トロ」でお墓をつくりたいと願う皆さまに、上質な最高品質の本小松石墓石をしっかりとした耐震・免震施工でおつくりするために、従業員一同そして弊社工場の最新鋭の機械くん達も日々奮闘しております。
本小松石の産地の業者だからお届けできる最新情報をお届けする本小松石ブログ・・・
次回もお楽しみに(^^)/
まだまだ、暑い日が続きそうです・・・お身体を大切にお元気でお過ごしくださいね(^_-)-☆