本小松石の産地で生まれ育ち、本小松石墓石をつくり続けて40年。
産地では『右に出るものはいない』と言われた偉大な巨匠のもとで厳しい修行を積み、匠の技と職人魂を受け継ぐ。
日々、進歩する最新技術も採り入れ本小松石墓石の製作一筋に今日に至る。
こんにちは。
本小松石産地の自社工場で、本小松石墓石を製作しています二見尚弘です。
がんこ社長のひとり言、久々の更新となりました。ご無沙汰してすみません。
千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、栃木県等々、全国各地のたくさんのお客様からホームページより本小松石墓石のご依頼を頂きまして、自社工場では、山から採掘した本小松石の原石を熟練の職人が加工し、現地での据付工事に精を出す日々を過ごしておりました。
そして、先日はホームページをご覧いただき、ご依頼いただいた青森県弘前市の墓地へ、向かいました。
自社の工場で丹念に製作した本小松石墓石を2台のトラックに積み込み、朝5時頃に工場を出発しました。
真鶴道路➡小田原厚木道路➡圏央道➡東北自動車道を経て、片道約13時間の道のりを、途中休憩しながら無事に到着することができました。
私どもが、青森県に本小松石を建立するのは、これで3基目となります。
青森県五所川原、青森県 弘前霊園、そして、今回の弘前市内の墓地であります。
あと、2㎞ほどで、福島県の二本松市です。ちょうど中間にさしかかったところですね。
今回、宿泊した宿です。手配をはじめ何から何までお施主様にお心遣いを頂きましてとても良い環境の中で工事をすることがきました。
現場からすぐのところにあり、津軽平野の天然温泉(境関温泉) 厳選かけ流しの湯に朝夕とゆったりと浸かることができました。
弘前市に到着した、翌日の朝7時半頃の光景です。
いよいよ今日から工事の開始です。
晴天!工事日和ですね・・・!
目前には、標高は1625m、「津軽富士」とも称される青森県最高峰の「岩木山」が堂々と!
現在、建立してある墓石を解体撤去後に工事を開始するために、お施主様と共にお清めを行いました。
自社工場での加工作業の様子や、基礎工事、据付工事の様子などは、後日ブログで紹介する予定です。
無事に本小松石墓石の施工が終わり、お施主様にも心から喜んでもらうことができて安心しました。
津軽平野、岩木山を後に、帰路へ。
福島県の安達太良インターで、休憩をとりました!
遠く、青森県の地にまた1基 、日本の銘石「本小松石墓石」を建立しました。
代々受け継がれていくにふさわしい、「粘り気が強く欠けにくい性質の本小松石」は、源頼朝、徳川家先祖代々、大正天皇、昭和天皇他多くの著名人の墓石に数多く使用されてきた石です。
自社工場で、熟練の職人が一つひとつ丁寧に加工し、そしてお客様の墓地で耐震設計・免震工法にて、長年建立し続ける墓石をしっかりと施工しています。
弊社で本小松石墓石を建立したお客様とのお付き合いは、お墓を建てて終わりではありません。
お墓を建てた後も、しっかりと保証し、お困りのことがあれば、いつでも対応しています。
今回、ご依頼いだきましたお客様も、全国に多数ある石材店の中から弊社を選んでいただき、そして一生に一度の大切な建墓を私に任せてくれました。
本当にありがたいことであります。
お客様とのご縁は、私どもの宝であります。
今後も、日本の石でお墓を建てたい、本小松石でお墓を建てたいと願う全国の皆さまに、本小松石墓石をおつくりして、お届けできますように日々精進してまいります。
<がんこ社長> 二見尚弘
こんにちは。本小松石の産地で本小松石墓石を自社工場で製作している二見です。
連日、暑い日が続きますが 皆さま、いかがお過ごしですか?
前回の「がんこ社長のひとり言」では、本小松石の丁場(採石場)の状況について、
「良質な本小松石の原石を、安定して確保しているのでご安心ください」という内容をお伝えいたしました。
しかし、本小松石の丁場(採掘場)全体でみると、本小松石の原石の採掘量が年々 減少しており、いくつかの本小松石の丁場(採石場)では、本小松石の原石が全く 採掘されなくなりました。
先日、私のところへ同業他社(本小松石の加工業者)の社長が相談に来られました。
お客様から 本小松石墓石の製作の依頼を受けているにもかかわらず、肝心の「本小松石の原石が入手できないので困っている」ということでした。
長年、本小松石の原石を仕入れしていた丁場(採石場)で、もう採掘されなくなってしまったとのことです。
このような状況は、初めてだと・・・
今まで、本小松石の原石が入手できないことは、一度もなかったと・・・
お客様への納期が迫っていることもあり、本小松石の原石を入手できるよう 早急に手配をさせていただき、無事に加工作業が進んでいるようで安心しています。
今年に入り 他、同業他社(本小松石の加工業者) 数社が、 本小松石の原石の入手に、非常に苦労しているという話は、耳にすることはありました。
しかし、私自身も このような相談を受けたことが初めてで非常に驚いています。
本小松石が希少だとされながらも、丁場では原石が採掘されていたからです。
弊社では、有難いことに このような状況は一度もなく 今後も安定して原石を入手できるルートをしっかり確保しているため心配はしていないのですが、「本小松石」の採掘量がますます減少していき、希少価値が高くなることは間違えないと思っています。
真鶴原産の本小松石は、西の横綱と称される 香川県で採掘される「庵治石」と並び
「東の横綱」と呼ばれる「日本の銘石」です。
国産の石でお墓を建てたい、墓石に適した材質の石でお墓を建てたいと望むお客様から、たいへん根強い人気のある石材であります。
しかし、希少なため 外国産の石材と比べると どうしても価格が高くなってしまう傾向にあります。
それでも、本小松石でお墓を建てたいというお客様が年々増えているように思います。
本小松石は、他の石材と違い 色合わせが非常に難しい石です。
同じ丁場(採石場)で採掘された原石でなければ、まず色を合わせるのは無理です。
同じ丁場(採掘場)で採掘された本小松石の原石を 工場へ搬入して、 実際に切削(切って)して、磨いて、合わせる。
合わない場合は ストックしてある原石、もしくは丁場(採石場)から、新たに本小松石の原石を搬入し、再度 切削、研磨をして合わせる、という工程を繰り返さなければなりません。
ですから、入手できるルートや在庫を十分に確保しておくことが 良質な本小松石墓石を製作する上では、必要不可欠であります。
今後、丁場(採石場)全体として 本小松石の原石の採掘量が ますす減少していくことが予想されますが、良質な本小松石をだけを使用して、 お客様へ高品質な本小松石墓石を提供していけるよう最善を尽くしていくことが私の役目だと思っています。
今日、私は とても嬉しい電話をいただきました。
「がんこ社長のブログを読んで、小松石のお墓を建ててもらいたくて電話しました!」
「いろいろなことにこだわっていて・・・。わたしは、こんな人にお墓を建ててもらいたいと思っていたんですよ!」との有難いお言葉をいただきました。
私の「がんこ社長のひとり言」は、私の本小松石への想いや、こだわりを少しでも皆様にお伝えできればという気持ちで始めました。
まだ、初めて間もないですが、私のこだわりや本小松石への想いが、皆さまに お伝えできているのだと思い、有難くとても嬉しく思いました。
日々の出来事や、私の本小松石への想いや強いこだわりを、 今後もお伝えしていきたいと思います。
長くなってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
《本小松石の動画をぜひご覧ください》
https://www.youtube.com/watch?v=ChrEGTzs4QI ← クリックしてください
湯河原石材㈱ がんこ社長 二見尚弘
本小松石の産地で、本小松石墓石を自社工場で製作しています二見です。
今日も、私は、工場から車で10分ほどのところにある本小松石の丁場(採石場)に来ています。
丁場(採石場)からは、相模湾を一望できます!
今日は、天気も良く見晴らしは最高です!
私の一番重要な仕事、それは 丁場の状況を常に把握し 良質な本小松石の原石を確保することです。
本小松石と一言で言っても、採掘される本小松石の原石は、丁場(採石場)により、材質、石目が違います。
本小松石が、他の石材と違う点は、『色合わせ』が非常に難しいということです。
例えば、和型墓石の場合は、上から竿石・上台・中台・芝台とありますが、この色合わせは、同じ丁場(採石場)で採掘された本小松石でなければ絶対に合わせることができません。
同じ丁場(採石場)で採掘された本小松石でも、色を合わせ、さらに石目を合わせることはとても大変なことなのです。
ですから、同じ丁場(採石場)で採掘された本小松石を大量にストックしておく必要があります。
また、本小松石は御影石などとは違い大きな原石が採れません。ですから、大きな本小松石の原石も希少です。
お客様のご希望の本小松石墓石を製作するために必要な大きさ、そして良質な本小松石の原石を確保するために、私は、連日 この丁場(採石場)に足繫く通っています。
現在10ヶ所ある本小松石の丁場(採石場)の中で弊社で取り扱っている本小松石の青目材の中から選び抜かれた『大トロ』部分が採掘されるのは、ここの丁場 1ヶ所だけとなりました。
大トロの一番の特徴は、経年劣化(色変わり)しにくいということです。
また、艶(ツヤ)のりが良く、艶(ツヤ)もちが良いというのも大トロの特徴です。
そして、流れるような美しい縞(シマ)模様も大トロの魅力ともいえます。
本小松石でお墓を建てたいけど、古くなって色が変わった本小松石のお墓を見たらどうしようか迷う、というお客様が本小松石の大トロを選ばれます。
大きな本小松石の原石同様、大トロ部分は希少部位であるため、確保が難しいと言われていますが、現在 弊社では大トロ部分をしっかり確保していますので ご安心ください。
大トロをご希望のお客様が多く、お待ちいただいている状況ではありますが、法要等の納期(完成日)のご希望があるお客様の本小松石墓石を優先して、弊社工場で職人が一つひとつ丁寧に心を込めて加工し製作しています。
大切な故人様のために、遺されたご家族が、どんな石を使って、どんな形のお墓をつくろうかと悩み相談し、そして一生懸命に建墓に取り組まれます。
弊社の工場や丁場(採石場)、また弊社で建立した墓石を実際にご覧になり納得をされて私共に大切な建墓をお任せいただいています。
だからこそ、良質な本小松石だけを選び抜き、しっかりとした加工、そして施工をして、故人様、遺されたご家族の皆さまが、いつまでも安心していただけるお墓をつくることが私の責務だと思っています。
丁場(採石場)で厳選して、確保した本小松石墓石を工場へ運搬し、弊社工場で切削して、磨いて、彫刻して完成した本小松石墓石をお客様の墓地で基礎工事・据付工事をします。
完成した本小松石墓石をお客様がご覧になり、『思い描いていた通りの本小松石のお墓ができましたよ、湯河原さんに頼んでよかったよ!』と先日も頂けたお客様からの有難いお言葉を励みに、従業員一同 今後も日々精進していきます。
本小松石専門 湯河原石材㈱ 二見
こんにちは。本小松石の産地で、本小松石墓石を製作しています湯河原石材㈱の二見です。
先日、本小松石 洋型墓石建立のために、神戸市の鵯越墓園に行ってまいりました。
2年以上前に、弊社のホームページから問い合わせをいただいていたお客様からの依頼であり、お客様の想いを形にすることができたことと、 お客様に本当に喜んでもらえたことで安心しています。
私は、本小松石墓石を製作して40年近くになります。
北は青森県、南は福岡県の北九州市まで、日本全国のたくさんの方々の本小松石墓石を製作してきましたが、神戸市の鵯越墓園に建立するのは初めてでした。
工場で加工した本小松石墓石、工事に使用する機械や道具を前日にトラックに積み込み 準備をしました。
出発当日は、再度 確認の上、朝4時30分に工場を出発し、およそ8時間ほどかけて無事に鵯越墓園に到着しました。
日本でも有数の大規模霊園だと聞いていましたが、本当にきれいに整備されていて、広々とした眺めの良い霊園でした。
山から掘り出された石の塊、本小松石の原石を、お客様が希望される大きさや形の墓石をつくるために、工場で切って(研磨)、磨いて(研磨)、字を彫って(彫刻)全ての工程に丁寧に 手をかけて、本小松石の墓石が完成します。
私も含め、弊社の職人全員が、お客様の故人への想いやご要望を、完成するまで常に心に留めて本小松石の墓石を製作しています。
ですから、完成した墓石は心を込めて手をかけている分、ある意味わが子のように愛おしく思います。
山から切り出した原石の状態から、丹精込めて加工製作した本小松石墓石を据付けるときには、想いもひとしおであります。
丹精込めて、製作した本小松石の洋型墓石の据付工事が完了しました。
霊園内には、神戸の街並みを見守るように 4年の歳月をかけて建立されたという大仏様が鎮座されています。座像は12m以上あります。
無事に工事が完了し、鵯越墓園を後にしました。
東名高速道路を走行中は、前方には富士山の美しい姿が・・・
思わずカメラにおさめてしまいました。
今まで、 日本全国のたくさんの方々とご縁があり、全国各地に本小松石の墓石を施工してきましたが、いつも思うことがあります。
それは、一生に一度の建墓という大事業を 私を信頼して任せていただいたということへの感謝の想い。そして責任の重みです。
お客様、お子様、お孫様・・・と代々 長年にわたり受け継がれてゆくものだからこそ良質な本小松石だけを使用することは、私が本小松石の墓石を造り続けてきた中で最もこだわってきたことであります。
私を信頼して、大切な建墓をお任せいただいたお客様に喜んでいただけるよう、日々精進していく所存です。
がんこ社長 二見 尚弘
はじめまして。
本小松石の産地で、本小松石墓石を製作しています二見尚弘です。
私は、本小松石の産地で生まれ育ち、本小松石のお墓をつくり続けて40年近くになります。
本小松石の産地では、右に出るものがいないと言われた師匠から、本小松石墓石の加工技術、そしてお墓職人としての職人魂を受け継ぎ、現在にいたります。
受け継いだ技術を製作する本小松石墓石にしっかりと生かし、日々進歩する最新技術を採り入れて、すべてに『こだわり』を持って 一つひとつ 丹精込めて製作する。
それが私の信念です。
お客様の大切な故人様の想いを形にする。
それが私の使命だと思っています。
本小松石の材質を見極めて、良質な本小松石だけを使用する。
本小松石墓石の加工において、どの工程も最高の技術をもちいて製作する。
このことを、日々 心に留めて誠心誠意を込めて本小松石墓石を製作しています。
本小松石墓石を製作している日々の出来事やありのままの私の想いを
このページにつづっていければと思っています。
本小松石のこと、墓石のことを少しでも皆様にお伝えできればと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。
湯河原石材㈱ 二見 尚弘